7月20日に参議院選挙が行われる。それに関わって、「フェイク」という言葉を最近よく耳にするようになった。立候補者の足を引っ張るようなニセ情報がSNS上に出回るのだろう。ちなみにフェイクとは、「意図的に偽りの情報を作り、真実であるかのように見せかける行為」ということになっている。フェイク動画も出回り、監視を続けていくという。
しかし普通に考えれば、立候補者が街頭演説やテレビなどで力説している公約も、党やベテラン議員、実力議員たちの方針に従うしかないだろうし、官僚の反対を押し切って実現できるわけもないのだから、投票してもらうためのフェイクに過ぎない。単なる自分の願い(一般市民の願い)に過ぎないことを、実現できるかのように訴え、国民に投票させる。立候補者の公約を聞いて投票するシステムであるならば、実現できない時には国会議員を強制辞職することもシステムに組み込まなければおかしい。
立候補者のこれまでのこと(経歴ややって来たこと)だけが事実である。それしか確かな判断材料はない。だから今後のことを話す街頭演説も主張広告もいらない。立候補者の「お願いします」の連呼や握手して回る行為に至っては意味不明である。「(今だけ?)いい人だから投票して。国会議員にして。」ということなのだろうか。適切な投票判断をさせない行為にしかならない。
社会は、わけの分からないことであふれているが、ほとんどの人が気づいていない。